今回は前回の続き、虎太郎の車での長距離移動の記録です。
薬が切れた反応?
少しでも早く着くようにと一度も休憩することなく車を走らせて一時間半くらい経った頃、だんだんと鳴き方が激しくなってきました。それだけならよかったんですが、キャリーを開けようとして激しくガリガリしたり、キャリーの中で転げ回って「嫌だ」を体いっぱい使って訴えてくるようになりました。本当に激しくガリガリするので指から血が出てしまって扉や内側が血だらけ(>_<)
そうかと思えば目を見開いたまま急に静かになって呼びかけにも反応を示さなくなって動かなくなることがあって、これが本当に怖かったです。キャリーを叩いて大きな声で虎太郎!虎太郎!って何度も呼びかけると意識を取り戻すような感じで、気が気じゃなかった。死んじゃうんじゃないかって本気で思いました。
インコのゆめの亡くなり方が息絶える前に暴れたのでそれも蘇りました。
道中の後半はこの激しく訴える時間と動かなくなる時間が交互に訪れました。あまりにも心配で2回パーキングで休憩しキャリーの扉の間からお水を飲ませたりしましたが、そう意味がなかったように思います。(あくまでも虎太郎の場合です。)
あと、感じたことはトンネルがすごく嫌そうでした。トンネルがくる度に訴え方が激しくなりました。
これだけの長い時間キャリーに入っていたこともないので比較はできないんですが、ガリガリの仕方だとか転がりまわり方だとか、普段の虎太郎ではないというか薬のせいかもと少し感じました。少しでも気がまぎれるかとちゅ~るをキャリーの隙間からあげたんですが、その食べ方も目も普段の虎太郎ではなかったです。狂ったようにむさぼるというか、そんな感じでした。
とにかく一刻も早く着いて・・・!と祈りながら高速を降りて須坂市に入った
時には本当にホッとして涙がでました。
無事に新居に到着
16時半過ぎに新居のアパートに到着。今までに味わった事のない気持ちでした。
本当に無事でよかったと思いながらキャリーを開けると、しきりに鼻をスンスンしながらゆっくりとでてくる虎太郎。その姿はいつもどおりの虎太郎でそれを見て本当の意味で安堵しました。
スンスンしながら体勢を低くして歩き回って部屋中確認。鳴き方も表情も普段のそれ。そうして1時間もすると部屋にも慣れてくれたのかご飯も食べてお水も飲んでくれました(*^-^*)
レオパーズ(ヒョウモントカゲモドキ4匹🦎)とも初対面!
キャリーの中は血だらけで泣きながら綺麗にしました(>_<)
人間の都合でこんな思いをさせてしまって本当に申し訳ない。このキャリーのことをずっと忘れないでいよう。
分かりにくいかもですが涙がでてました。薬のせいなのかなんなのか。
薬(ガバペン)を使ってみての感想
今回虎太郎が使ったのは前編でも書きましたがガバペン(ガバペンチン)というお薬で、本来は抗てんかん薬として使われるお薬です。猫への使用は抗不安薬として病院への移動や今回のような長距離の移動でのストレス緩和に効果があることが確認されているとのこと。
今回使用してみた感想としては薬が効いているのは感じられました。移動時間の前半はストレス緩和に十分に効果を発揮してくれていたと思います。副作用もなかったように思います。
ただ、移動後半の暴れたり意識を失うような感じになったりが本当に怖かったです。ウィキペディアを見るとガバペンの離脱症状に混乱・興奮・失見当識というのがあるのでもしかしたら後半のあの様子は薬が切れたことによる離脱症状だったのかもしれません。
薬を使ってよかったのか考えましたが、何とも言えません。
キャリーに入っていないといけない時間が今回のように長くない場合(1時間~2時間くらい)はありなのかなぁと思います。離脱症状が起こったとしてもキャリーに入ってない状態ならあんなふうにはならないかも?抱っこしてなでてあげられたらああはならなかったのではと思います。
以上、虎太郎300キロの旅&薬の記録でした。
前編後編と長くなりましたがお読みいただきありがとうございました。
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