朝方、もンンンのすごい嫌な夢を見ていたら突如顔面に降りかかるもふっ。
からの~・・・ぴたっ。
そのもふぴたで悪夢から目覚めた私。
この夢がまたほんっとに最悪な夢で。
ドロドロ系の後味わる~~~いやつ。
目覚めてからもしばらくドキドキが治まらなくてこんな嫌な夢をみたのは何年振りだろうって感じのまあひどい夢。
そもそもあまり夢をみないタイプなんですよね~。
なのに久しぶりにみた夢がこれって。
もったいない。
せっかくなら億万長者になる~だとか、
鳥になって空を飛ぶ~だとか、
超絶美人でスタイル抜群になる~だとか、
男の人になってあんなことやこんなことしちゃう~だとか、
・・・って思いつくいい夢レベル小学生だな。
第一章 虎太郎降臨
悪夢にうなされる飼い主そゆコを救うべく最強の武器もふとぴたを身にまとい君臨した神。天使。救世主。勇者。
ーーーそう、虎太郎である。
全身に纏ったダウンにも負けずとも劣らないふわっふわな最高級の毛もふ。
絶妙な弾力のぷにぷに具合で触るもの皆を黙らせ、感触もさることながら驚くべきはそのなんとも表現しがたい何度でも嗅ぎたくなるようないい匂いで全人類をとりこにしてしまうと言われる肉球。
によるぴた。
我が家でこの2つの武器を備え持つものは虎太郎、そう彼しかいないのである。
第二章 背中合わせのかわいさと狂気
彼は素晴らしい。
飼い主が風邪をひき寝込めば片時もそばを離れない。
というよりむしろ常に一緒だ。
ストーカーよろしくどこへ行くにもついて回る。
トイレの前で待ち伏せはもはや日常でお風呂に入るのは毎日全力で阻止。
その時の彼は本気だ。
噛み方が本気のそれなのだ。
おかげで飼い主の足首のあたりはいつだってできたてほやほやの生傷が絶えない。
だが、彼のかわいさには何者も敵わない。
なんだってチャラだ。
ネコというのはかわいさの塊なのだ。
夜中にふと目を覚ませば暗闇の中から注がれている鋭い視線に身の危険を感じることもある。
やられるかもしれない。
しかし、やはりかわいさが上回りチャラだ。
第三章 猫は人類を救う
そんな虎太郎。
隣で寝ている飼い主そゆコの異変に気付いたのか、それとも第ニャッ感で察したのか・・今となってはわからない。
本人も爆睡していたはずなのだ。
だが、その体は頭よりも早く動いていた。
悪夢にうなされる飼い主を救うべくそのもふぴたを我が物顔(当たり前)で自由自在に操り飼い主の顔面へ・・・
もふっ!
ぴたーーーっ!!!
邪悪な幻の世界を彷徨うそゆコに突如おみまいされたもふぴた。
それにより無事に解放され目を覚ますそゆコ。
『こ~ちゃん・・・(´゚д゚`)もしかして私が悪夢にうなされているのを感じ取って起こしてくれたの・・・うわあああああん(ノД`)・゜・。』(ご都合主義万歳)
と、嬉しくてしばらくもふぴたまま顔面を預けているそゆコ。
至福である。
満を持して放たれたもふぴた。
失敗は許されない特別な一発だったのだろう。
そのもふはそゆコの目と鼻を、
ぴたは口元を的確に捉えていた。
もふぴた完成度が高いがゆえにそゆコは邪悪な幻の世界から解放されたのだったが、あまりにもその完成度は高く次第にそゆコは呼吸を確保することが難しくなってきていた。
(・・はあはあ・・・く、苦しい・・・・しかしまだ・・まだ虎太郎のもふぴたを味わっていたい・・・・ん?・・それにしてもこれは一体どこのもふなんだ・・・?)
第四章 もふの正体
呼吸も限界が近づいてきたのと同時に一度浮かんでしまった
『目と鼻を塞ぐこのもふは一体どこのもふなのか?』
という疑問。
一度浮かんでしまった疑問は解決されるまで延々と脳内に住み着く。
そして瞬く間に、謎を解決したい、謎を解いてスッキリしたいという欲求へと変貌を遂げる。
欲求というものは膨れ上がるのは容易く、消し去るのは極めて難しい。
みるみるうちにそゆコの脳内は『もふの正体を知りたい』で満たされていった。
そうっと手を伸ばし謎もふへのファーストコンタクトを試みるそゆコ。
そのもふは普段そゆコがもふもふしているそれとなんら変わりはないように思われた。
しかし、一度やると決めたことは達成するまでやり遂げる主義のそゆコはここで引くわけにはいかなかった。
もふ暗闇の中を手探りのみでさわさわ・・さわさわ・・・さw・・・・・これはっ・・・・・!
・・・!!!!!
お ま た
おまたである。
(※なんとなく小さい文字にして文字色も薄くしています)
ちゃんっちゃん♪
おわり☆
※もっとおまたおまたした写真もあるんですが虎太郎の名誉のために自主規制しました。
(飼い主の愛)
ネコがいる生活って最高です。